北アルプス槍ヶ岳で遭難事故 ホワイトアウトを検証する

1北アルプス槍ヶ岳で山岳遭難事故 原因はホワイトアウトか?

ホワイトアウト現象の意味は何?猛吹雪怖い,低体温症や凍死の危険も!徒歩の場合の対策は?

https://webkoara.com/wisdom/2266/

またしても、なんともいたたまれない不幸な事故が起きてしまいました。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。

毎年どこかの山で繰り返される、さまざまな山岳事故や遭難

登山や山歩きを趣味としている筆者が、こういった山岳事故などを個人的に考察、検証してみたいと思います。

事故が発覚したのは、ゴールデンウイークの真っ最中である2021年05月04日

以下の記事、各社報道機関からの引用↓

北アルプスの槍ヶ岳(標高3180m)で男性3人のパーティが登山道などで倒れているところを発見されました。3人とも心肺停止状態ということです。

5月3日午後2時半ごろ、「槍ヶ岳近くで仲間の1人が滑落した」と警察に通報がありました。通報した男性とはその後連絡が取れなくなり、3日午後7時前、山岳救助隊員が山頂直下の山小屋から南へ500メートルほどの「飛騨乗越」周辺の登山道で倒れている岐阜県の20代の男性を救助しました。当時は意識はありましたが、4日朝、長野県警のヘリで運んだ時は心肺停止状態だったということです。

残る30代と40代の男性も4日朝、1人が登山道で、もう1人が登山道の下で倒れているのが見つかり、いずれも心肺停止状態ということです。1人が滑落した後、残る2人も救助を要請した後で動けなくなった可能性があると見られています。

警察によりますと、3日の槍ヶ岳周辺は吹雪で視界が悪く、いわゆる「ホワイトアウト」に近い状態だったということです。

2ホワイトアウト現象とはどのような状態?

ホワイトアウトとは、雪や雲など外気の状態によって視界が白一色となり、方向・高度・地形のかたちなどが識別不能となる現象です。

聞いたことはあるけれど、そんな状況を体験したことない人もいるのではないでしょうか。

一言でいえば、人間の目で見える視界が、辺り一面まっしろになってしまう状況のことです。

ちょっと想像してみただけでも、別世界の風景・・・

もし自分が遭遇してしまったと思うだけでも、なんだか怖いですよね。

道に迷った』 北ア・八方尾根で男性2人遭難 一夜明け、ヘリで救助 当時は「ホワイトアウト」状態(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/



3ホワイトアウトが起きる原因とは?

悪天候による、暴風雨や暴風雪、降りつもった粉雪などが、強風によって舞い上げられる状態になってしまう地吹雪。

濃い霧や、これらの条件が重なり合っておきることもあるそうです。

なんとも人間にとっては、危険で恐ろしい条件であることには間違いなさそうです。

4ホワイトアウトに遭遇した時の人間の感覚

  • 方向感覚の違い
  • へいこう感覚のくるい
  • 距離感がわからなくなる
  • まっすぐ歩けなくなる
  • 視界が1~2m以下周りがみえなくなる
  • 通ってきた痕跡の足跡が消える

自分とまわりの距離や、位置関係の認識ができなくなって、方向感覚がいちじるしく鈍ってしまうようです。

それにつけくわえて、平衡感覚がくるってしまうのですから、気分が悪くなったり、人によっては船酔いの様な状態になってしまうこともあるようです。

悪天候に付け加えて、自分の内部で起きているこの様な状態、脳がさっかくを起こしたり、

なにか精神的にもいろんな影響を及ぼしそうです。

5ホワイトアウトが起きるのは山だけではない

猛吹雪の場合、人間に及ぼす影響は、低体温症や凍死の危険性がともないますが、これは

なにも冬山に限ったことではありません。

北国や寒冷地などでは、平野部である市街地などでも、充分に起こりえる可能性があるのです。

暴風雪の東北道で多重事故 1人死亡2人重傷 宮城・大崎 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

https://kahoku.news/articles/

前後左右、上下の方向感覚を奪ってしまう、ホワイトアウトは本当に恐ろしいものです。

近年、豪雪などによって、車の運転中に遭遇して、悲惨な事故などにもつながるケースもあるようです。



6もしホワイトアウトに遭遇してしまった場合どうすればいいのか?

極論ですが、季節や地域、気象情報などをよく観察して、冬山などの環境に近づかないことが

もっとも安全です。

しかしこれほど毎年、遭難事故のニュースが後を絶たないのはなぜでしょうか?

それでもなぜ、人は山に登ろうとするのでしょうか?

自然は時として、我々に絶景や風景など、大自然の中でしか体験できないような感動を与えてくれます。

ですがその反面、自然は人々の都合もお構いなく、無慈悲にも人間にむかって牙をむき、脅威となって命を奪おうといった事さえあるのです。

もしそのような不測の事態や、ホワイトアウトに限らず、自然環境がおりなす悪天候に遭遇してしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

「冷静になってパニックを起こさない」

生存確率を上げるためには、これはきわめて重要なことです。

ある意味ホワイトアウトは、その場に居合わせた人にとっては天災や自然災害の部類です。

非常事態に直面している状態ともいえるでしょう。

こんな場合は、気が動転したり、心理的にとてつもない負担がかかるのはいたしかたのないことです。

ですが、やはりそんな極限状態だとしても、やはり心を落ち着かせることに注意を向けるべきなのです。

山で遭難した場合、方向も目的地もわからないのに、むやみに歩き回って体力を消耗しない。

その場にとどまって、状況が変わるのか?どうか?を冷静に判断する。

車を運転している場合などには、安全を確保して素早く停車する、など。

非常事態や緊急事態などは、たしかに人間を恐怖のどん底に叩き落します。

ですが、それ以上に怖いのは、自分を見失う事です。

近年頻発している、地震、大型台風、集中豪雨に、数々の自然災害。

もはやいつ何時でも、そんな状況に巻き込まれることが、誰にでもおきうる状態になってしまった災害多発国 日本。

「言うは易く行うは難し」ですが、どんな状況でも平静さをたもてるようにしてみたいものですよね。




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